成行注文とは何？

成り行き注文は「すぐ買いたい！すぐ売りたい！」って時に役立ちます。

今の為替レートで価格を指定しないで通貨ペアと注文数量だけを決めて注文をする方法です。

リアルタイムトレードやクイックトレードなどとも呼ばれて確実に買い、売りのポジションが持てるので相場の勢いに乗れるという特徴があります。

　では実際の成行注文はどうやれば良いのか？　

左の画像は　GMOクリック証券　の注文画面ですが、成行注文は買値か売値のボタンを押すだけで注文が完了しポジションが持てます。

現時点の為替レートから売りたいなら青いボタン（売値）をクリックし、買いたいなら赤いボタンの買値をクリックすれば注文は完了します。

上記画像の場合は、通貨ペアがドル円で為替レートが　77.096ー77.10　です。
ドルを成行注文で売るなら77.096円で売れますし、ドルを成行注文で買うなら77.100で買うことができます。

成行注文は指値注文とは違い相場の流れに乗って注文しますので、注文ボタンを押した金額と約定した金額が異なる場合が多いというのが欠点です。

FXの為替レートは絶えず変化しており、今のレートが100.05円でも1秒後は100.10円かもしれません。

特にアメリカやヨーロッパなどの海外市場が開く夕方から深夜にかけては、要人発言の雇用統計や金融政策などの発表があるので急激な為替レートの変動になりやすく、仮に100.05円で買いの成行注文をクリックしても実際は、100.55円で約定するケースもあります。

1万通貨の売買なら50銭の差額になるので5000円の損失となる可能性もあり、悔しい思いをします。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　価格差で損失が出る投資家
このように注文金額と約定した金額が異なる金額差をスリッページと言います。

注文を出して約定した金額を見てはじめて正式に金額がわかるのが成行注文ということになります。

急激に為替レートが変化している時に成行注文すると、確実に為替レートを確認しながら注文を出しても約定金額とは大きく異なることがあるので、指値で注文するように注意しましょう。

ちなみにリアルタイムで為替は変化しているので、急激な為替レートの変動以外に通常時でも少しの価格差は起こります。

しかし、スリッページが起こりにくい約定力のあるFX会社も存在し、マネーパートナーズを代表に　DMM FX、JFX株式会社、などは定評があります。　

このようにスリッページで悔しい思いをしない為にも指値注文を覚えておきましょう！
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将来の為替レートを予想するぱっと見テクニカルチャート

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