FX(外国為替証拠金取引)を覚えることはそれぞれの為替用語の意味の理解が必要ですので、最低限必要と思われる用語について端的に述べていますが更に詳しく理解したい方はそれぞれの用語内のリンクをご覧ください。
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FX(外国為替証拠金取引)とは何?
FXとは正確に言えば外国為替証拠金取引と言い、海外ではではForeign exchangeと呼ばれています。投資できるある一定金額をFX会社に預けますがその証拠金を担保に差金決済で外貨を買ったり売ったりする取引です。特徴としてレバレッジという倍率のような意味合いのものを生かすことで少額の資金で証拠金以上の金額の取引が可能で、為替相場は24時間取引が行われているので昼夜を問わず参加でき忙しいサラリーマンに最適な金融商品です。またスワップポイントという各通貨の金利差を活用し金利の高い通貨を買うことで毎日差額の金利を得ることができ外貨預金や外貨MMFなどの金融商品に比べて非常に手数料が安いというのも特徴の1つです。基本的に為替レートの変動を利用して為替差益や各通貨の金利差を利用するスワップ(金利)を狙う金融商品です。ちなみに外貨の売買を行う外国為替市場には世界中の機関投資家や個人投資家、銀行、大企業などの参加者がいますが外国為替市場という場所は存在せず電話やインターネットなどのネットワークで繋がれた概念上のものを指しています。
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FXはレバレッジを活用し少額資金でも始められる
最近FXで人気の理由がこのレバレッジにあります。不景気でお小遣い的な副収入を得ようとすれば実際に行動するとFX以外の金融商品やいろいろなビジネスにはある程度まとまった初期費用や投資金額が必要となりますがFXは少額の資金で始めることができます。FX会社に預けた証拠金以上に数倍から数十倍(最大25倍まで)の大きな金額の取引ができます。これはレバレッジというものを活用することで可能になりますがレバレッジとは倍率的な意味合いで「てこの原理」のようなものです。てこの原理は小さな力を加えることで大きな力に変えることができるように少額資金を預けることで大きな取引金額の外貨を扱うことができるようになるということです。しかし逆に言えば同じだけのリスクを伴う恐れもあるのでレバレッジの設定にはリスク管理する必要があります。基本的には急激な為替レートの変動以外はロスカット(強制決済)が存在しますので預けた証拠金以上(追証)の金額を失うことはありませんが100%の絶対ではありません。為替レートの変動が数分間で数円以上いきなり上下するような時はそのような可能性がありますが為替レートの変動は数十銭程度、大きくて1円程度ぐらいの変動です。
通常の為替取引なら為替レートが1ドル100円と仮定して1万ドル買う場合は日本円は100万円を必要としますがFXはレバレッジを生かすことで最大レバレッジ25倍ならば4万円の投資金額(証拠金)を用意すれば1万ドル買うことができます。買ったドルが1ドル102円になったのでドルを売れば102万円になり2万円の為替差益(利益)を得ることができます。最初の証拠金4万円と利益分2万円で6万円になったということです。通常の為替取引同様の利益を得ることができますが逆に為替レートが動いていれば同じ分だけの為替差損(損失9ということになります
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更にわかりやすくレバレッジについて知りたい方は レバレッジとは をご覧ください! |
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FXの魅力の1つのスワップポイント
FXは為替差益を狙えるのですがもう一つの魅力として金利を得ることができます。それがスワップポイントというものです。各国の通貨には金利というものが存在し低金利の通貨から高金利の通貨までさまざまでこの通貨の金利差を利用して低金利の通貨を売って高金利の通貨を買うことで買いポジションである限りその通貨と通貨の金利差が毎日受け取ることができます。年利差÷日割り分の計算で処理され取引金額が大きければ大きいほど受け取るスワップ(金利)も多くなります。逆に高金利の通貨を売って低金利の通貨を買うとスワップを毎日支払うということになります。日本は超低金利なので長期的に見て為替レートが円高方向に向かっている場合で投資金額が多い方はスワップポイント重視で通貨ペアを選ぶことで為替差益とスワップポイントを得ることができますが円安方向に向かっている場合は金利のプラス分をマイナスにさせるほど大きな為替損失になることもあります。スワップ狙いは将来的に円高方向に為替レートが動くと思えば長期トレードで大きな取引金額の方には最適な投資法で豪ドルやNZドルが狙い目な通貨です。
為替レートが1ドル100円で米ドルの金利が6%、日本円の金利が1%と仮定して100万円分の1万ドル買うと年利5%のスワップを受け取ることができるので買いポジションで年間5万円得ることができ日割り計算すると136円程度毎日受け取ることができますが逆に米ドルを売った場合は毎日136円支払わなくてはいけません。(わかりやすく解説する為に金利を高めに設定しましたがこんなに金利は高くないです。)
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FXの証拠金とロスカットについて
株式などのロスカットでの意味合いは投資した銘柄や商品に対して損失が生じて自分の意志で見切り売りし損失額を確定させるようによく使われる言葉ですがFXではFX会社によって強制的に決済されるという意味の言葉で投資家が証拠金以上の損失にならない為のルールです。FX会社によって異なりますが預けた証拠金に対して必要証拠金の20%から30%になるとFX会社が強制的に反対売買を行い決済します。その前にマージンコールというものがあり証拠金の50%~60%程度を割り込みだすとFX会社より期日までに証拠金の追加、もしくは決済するように連絡が来て何もしないで状況が変わらなければロスカットになります。
仮に為替レートが1ドル100円で1万通貨のドル(100万円分)を買います。その時のレバレッジは最大の25倍で4万円の証拠金を入れていたとして1ドル98円になると2万円の損失になり証拠金の50%なのでマージンコールが発生します。更に97円になると3万円の損失になりロスカットで強制的に反対売買が行われ取引が終了してしまうということです。
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FXのスプレッドについて
最近のFX会社は手数料無料という文字が目につきますがしかしそれではFX会社の経営が成り立ちません。スプレッドという隠れた手数料を取って経営しているので手数料無料という文字は当たり前ぐらいに思っていても問題ありません。スプレッドとは買値(Bid ビッド)と売値(Ask
アスク)の差額でFX会社が自由に設定でき1万通貨の取引だと0.1銭のスプレッドは10円の手数料がかかるということです。この差額はFX会社の利益となっていますのでスプレッドは小さいほど投資家には有利で1日何回も売買をする方や短期間で大きな金額を売買する方はスプレッドの狭いFX会社を選ぶことが重要です。
まずは下記画像の外為ジャパン
の為替レート表示画面です。
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左の画像はドル円、ユーロ円の為替レートが表示されていますが売りレートと買いレートのそれぞれ中央にスプレッド表示されておりドル円は0.2銭なので1万通貨ドルを買うと20円の手数料が取られユーロ円なら0.7銭なので70円の手数料が取られるということです。 |
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FXと外貨預金との違い
外貨預金は海外で旅行時に外貨を引き出し可能なので便利ですがその時の引き出し手数料は馬鹿にならないぐらい高額で、あるメガバンクですと1ドル引き出すので1円の手数料がかかるので10万円分のドルを引き出すと1000円も手数料がかかります。しかも外貨を預金する時にも手数料が発生し2重で手数料を支払うことになります。金利もFXと違い低金利で満期を過ぎないと約束された金利も貰えませんので金利面に対してもメリットがありません。扱うことができる通貨ペアの種類も少なく新興国などの通貨は取り扱ってないですがFXは通貨ペアの種類が多く自由に売買できます。最大の特徴は少額資金でもレバレッジを生かし大きな金額の取引ができる点と言えます。
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FXと株取引との違い
投資に興味がある方は株取引はしたことがあるかもしれませんが株取引は昼間しかできないのに対してFXは深夜でも朝方でもできるので忙しい人でお小遣い稼ぎに挑戦してみたいと思う方には最適な金融商品です。株は銘柄数が多いので選ぶのに非常に時間がかかりますがFXの通貨ペアは多くて30種類から50種類程度なので選びやすく時間がかからないのと株の信用取引は期限がありますがFXには期限がなく株の信用取引が3倍に対してFXは25倍まで可能で海外のFX会社なら1000倍なんてところもあります。為替は株と違い動きが小さいので倍率に対してはそんなに差がないと感じますが信用期限がないのは非常にメリットと言えます。
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